おはようございます。
なんばみなとメンタルクリニック、医師の秋田です。
皆さんは昨晩の皆既月食をご覧になりましたか?
私はというと完全に見逃してしまいました……。
気を取り直して、今回は眠りの質をよくする食事についてお話します。
快眠のためには何を食べたらいいのかとよく質問されます。
眠りを促すホルモンである「メラトニン」の材料となる
「トリプトファン(必須アミノ酸)」を多く含む食品が睡眠に良いといわれています。
具体的には、牛乳やチーズなどの乳製品、レバー、かつお、まぐろ、バナナ、ゴマ、ナッツ類になります。
では、いつ食べたらいいのでしょうか?
実は人の体内時計は24時間周期よりも少し長いため、そのズレを修正してあげる必要があります。
朝食が体内時計をリセットし、朝食前との食事時間の差が大きいほどリセット効果が高いといわれています。
そのため、夕食はなるべく早い時間帯にとり、朝食をしっかりとることが大切です。
私自身は朝食にナッツを入れたヨーグルトを食べるようにしています。
咀嚼することで覚醒を促すこともできますし、何より手軽ですからね。
また、朝の光も体内時計のリセットに重要なので、
日光が入るような明るい部屋で朝食をとることも大切です。
睡眠から朝食の話にズレてしまいましたが、夜の睡眠の質は朝の過ごし方で左右されます。
ゆっくりと朝食を取る時間がない方もいらっしゃるとは思いますが、
快眠のために少しでもご参考になれば幸いです。